Pixery Labs

課題

スタッフの変更、プラットフォームの更新、不安定なデータがPixeryのキャパシティを圧迫

Pixeryは最初のアプリFunimateのために独自のアプリ内サブスクリプションインフラストラクチャを構築しました。しかし、時間が経つにつれて、社内インフラの維持がより高価で時間がかかるようになりました。エンジニアリングチームの人員が入れ替わると、新しい社員を独自のソリューションの要件に適応させるためにPixeryのロードマップが5ヶ月以上遅れることになりました。

これらのサイクルにより、サブスクリプションインフラストラクチャの複雑さ、データの正規化とパイプライン化、そしてAppleやGoogleの変更やエッジケースに対応し続ける必要性が浮き彫りになりました。

解決策

クロスプラットフォームのIAPインフラストラクチャのサポートと分析のための信頼できる情報源

Pixeryが2つ目のアプリ、Impressoの開発を開始した際、RevenueCatを導入することで市場投入までの時間を短縮し、複雑さを軽減する機会を見出しました。Pixeryはわずか1.5週間でRevenueCatの実装とテストを完了しました。成功裏に実装が完了した後、FunimateのサブスクリプションインフラストラクチャもRevenueCatに置き換えることを決定しました。

RevenueCatを使用することで、PixeryチームはIAPインフラストラクチャの構築、維持、更新ではなく、コア機能に価値を追加することに集中できました。RevenueCatは、クロスプラットフォームのイベントデータを信頼し、すぐに使える分析機能を活用して、より情報に基づいた製品およびマーケティングの意思決定を行うことを可能にしました。貴重なエンジニアリングおよびデータサイエンスのリソースは、新しいアプリの構築、顧客理解の深化、そしてPixeryの成長加速に戻りました。

成果

年間6,000時間以上のエンジニアリング時間を節約

RevenueCat導入前、Pixeryは各アプリごとに少なくとも1人のフルタイムのバックエンドエンジニアが必要であり、サブスクリプションインフラストラクチャの管理には多くのエンジニアリング管理およびCTOの時間が割かれていました。

RevenueCatは、Pixeryが最新のプラットフォーム変更に対応し、厄介なエッジケースを解決することを確実にし、PixeryのエンジニアがAppleとGoogleにまたがる1つのAPIとのみやり取りできるようにします。これにより、GoogleやAppleのアップデートごとに発生する緊急対応が不要になりました。

データサイエンスとバックエンドエンジニアリングのために20％のキャパシティを解放

データの信頼性と集約は、インサイトの収集や意思決定のボトルネックではなくなりました。

PixeryのCEO、Kemal Ugur氏は、「RevenueCatの最大の利点の一つは、誰でもデータサイエンティストやデータアナリストなしで、より頻繁にデータ分析ができることです」と述べました。

RevenueCatは、チャーン率やLTVなどの主要指標を含むすぐに使えるチャートを提供するだけでなく、データの不一致によるコードのデバッグの必要性を排除し、データの民主化を実現し、すべてのチームがより良い意思決定を行えるようにしました。

価格設定と製品実験のスピードが4～6倍に向上

Pixeryは、RevenueCatのMixpanelとの事前構築された統合により、大きな価値を実現しました。

「すべてのテストがRevenueCatの信頼性の高いデータイベントを使用してMixpanelで行われるようになったため、以前よりもはるかに迅速かつ信頼性の高いテストが可能になりました。」

Pixeryは、四半期に一度のテストから、月に複数回のテストを実施するようになりました。RevenueCatのデータを活用して実現した重要な実験では、Pixeryはサブスクリプションの期間をテストしました。当初の計画では、短期的なオファーを廃止し、長期のサブスクリプションのみを提供する予定でしたが、テストの結果、短期のコミットメントが顧客を維持するために必要であることが判明しました。週単位のサブスクリプションを提供する決定は、顧客のコンバージョン率を向上させ、チャーンを大幅に削減する結果となりました。